ミニマリストの生活手帳

ミニマリストの生活サンプル。一つでも皆様の生活の参考となりますように。

【レビュー】無印良品のダウンは最高だって話をしてもいいだろうか

巷ではダウンが流行っている。

ダウンを見るのも着るのも好きな無類のダウン好きとしては嬉しい限りだが、やはりというかユニクロのULD(ウルトラライトダウン)の多いこと多いこと。

安いし、軽いし、暖かいし、雑に扱えるし、同値段帯では最強クラス。
最強クラスであることは認めよう。

しかし、最強クラスなのであって、他に選択肢がないわけではないとわたしは主張したい!
最強にもライバルはいる!

本日はユニクロのダウンから鞍替えしたわたしの自慢話をご静聴いただきたい。



無印良品のダウン

ダウン 当然 無印。

そんな宣伝したらいいんじゃないかと思うくらい、無印のダウンは素晴らしい。

特に軽量ダウンシリーズ(https://www.muji.net/store/campaign/detail/C17100401?)。
山登り等に使用しないいわゆるタウンユースでこのシリーズを超えるコストパフォーマンスのダウンって他にあるのかなって思ってしまうほどである。

では、どこがそんなに素晴らしいのか。このダウンのポイントを説明しよう。

▲私物の無印良品のダウンベスト(左)、ダウンブルゾン(右)

驚異的!750フィルパワー

まずは無印良品自身がポイントとしている750フィルパワーについてご紹介しよう。

フィルパワーとは
ダウンが持つ「かさ高」を数値で表記する際に用いられる単位のこと。
750フィルパワーは、1オンス(28.4g)の羽毛が750立方インチの体積に膨らんでいることを表しています。
数値が高いほど良質なダウンということ。
一般的には600~700フィルパワーのものが良質ダウン、700以上のものを高品質ダウンとされています。

-無印良品 公式ページより引用-

なるほど。
かさ高とか1オンスとか色々書いてある。

要するに「ダウンは羽毛によって空気を多く含んでいて、その空気の断熱効果によって暖かいんだよ。そして、フィルパワーの数値が大きいほど、より少ない羽毛で暖かいダウンを作ることができるため、軽くて暖かいダウンになるよ。」ということ。

そして、「このダウンはそのフィルパワーが750もあるから暖かい!」というワケ。
一般的にも高品質ダウンにカテゴライズされるようである。

他方、ユニクロのウルトラライトダウンはどうだろうか。
実は2018年現在ではフィルパワーの表記は見当たらない。
しかし、色々調べてみると過去には640フィルパワーであると明記していたようである。

現状わざわざ明記していない(=アピールポイントとしていない)ことを鑑みると、高品質とされる700よりは低いと思われる。

さらっとした質感

2つ目のポイントは質感である。
多分に主観が含まれますが、参考までにご覧いただきたい。

この質感は、わたしがウルトラライトダウンから無印のダウンに乗り換えた最も大きな要因である。
実際に無印良品とユニクロのダウンを並べて見ていただこう。

▲ 左:ウルトラライトダウンベスト(ユニクロ)
右:軽量フレンチダウンポケッタブルスタンドカラーベスト(無印良品)

私物ゆえ、色の違いはご容赦いただきたい。

こうして改めて写真で比較すると無印の方がだいぶボリュームがあるように見える。
これがフィルパワーの差なのだろう。

話を戻して、質感を見ていこう。
左側のユニクロはマットな質感で、触るとざらっとしている。

一方、右側の無印はやや艶っぽい質感で、触るとさらっとしている。

ここは好みが分かれるところだと思うが、わたしは無印のほどよい艶感と手触りに一目惚れならぬ、試着惚れをした。

これは画面越しでは伝わらないと思うが、実際に着ると、首裏にあたる襟の感触や屋内でダウンを脱ぎ、畳むときの手触りが最高なのである。

艶感も、ツヤツヤしすぎていると着用シーンを選ばなければいけないが、このくらいだとむしろ高級感があってとても良い。

また、こうして並べて見てみるとデザインがだいぶ違うことに驚かされる。
どちらもLサイズだが、着丈は無印の方が短い。

ステッチ幅をみると無印の方が広く、胸元から肩にかけてのデザインは分かりやすく異なる。
こうしたデザインの好き嫌いも購入ポイントの一つとなるだろう。

ユニクロ以下の値段

軽量フレンチダウンポケッタブルスタンドカラーベスト(無印良品):税込3,990円
ウルトラライトダウンベスト(ユニクロ):3,990円+税

軽量フレンチダウンポケッタブルスタンドカラーブルゾン:税込5,990円 ウルトラライトダウンジャケット(ユニクロ):5,990円+税

(2018年11月現在の定価)

強い(確信)。

同じ値段だと思っていたが、よくよく調べると消費税の関係でユニクロよりも無印良品の方が安かった。
安いことの何がいいって、雑に扱えるところだ。

お店に入ったら小さくたたんで、鞄に収納。
万が一ダウンが破れても財布への影響は軽微。
お腹だけではなく、懐も冷やさない粋な服である。

ウルトラライトダウンだと思われはするけど

完全に余談だが。

無印のダウンを着ていると、そのダウンってユニクロの?とよく訊かれる。

面白いのはウルトラライトダウンを着ていたときよりも訊かれるところだ。
要するにウルトラライトダウンに似ているが、少し違うと感じるからこそ皆訊いてくるわけだ。

しかも、「無印良品のだよ」と答えると大概いい印象をもってくれる。
今のところ百発百中でプラス方向のリアクション。

これは妄想だが、ウルトラライトダウンは、服ブランドの定番たるユニクロの中でもド定番だからこそ、「個性がない」という一種の負の烙印のようなものが押されてしまっているのではないかと思う。
格好良く言うとスティグマ。ULDS(ウルトラライトダウンスティグマ)。

全身ユニクロなんて言葉が生まれるくらいなので、気にするだけ愚かなことだとは思うが、気合いを入れたお出かけの時くらい避けられるものなら避けておきたいところ。

わたしはユニクロも大好きであるが。

今日から君も無印ダウナー

いかがだっただろうか。

ここまで見ていただいたということは無印ダウンの購入を決めたということでよろしいか。

ということは今日からはあなたとわたしは無印ダウナーの同士。

どうぞ宜しくお願いいたします。