ミニマリストの生活手帳

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【レビュー】mawaハンガー長期使用レビュー!君は人体ハンガーを知っているか?

人体ハンガー長期使用レビュー

人体ハンガーというハンガーがあることをご存知だろうか。
ほとんどの人は知らないのではないかと思う。

服にこだわっている人は数多くいれど、ハンガーにこだわっている人はなかなかいない。

しかし、だからこそお伝えしたい。
セーターやカーディガンが活躍するこの季節、服にこだわる前に、まずハンガーにこそこだわるべきであると!

というわけで本日はわたしが長期愛用している人体ハンガーをレビューしたい!

人体ハンガーとの出会い

まずはわたしと人体ハンガーの出会いについて語ろう。
購入動機というやつだ。

学生時代、人並みに服にもこだわりを見せ始めたわたしは、実家住まいなことを良いことにそのメンテナンスを親に丸投げしていた。

そんな一般的な実家住まい大学生が社会人になって最初の冬、事件が起こる。

わたしはユニクロの洗えるニットを洗濯機で洗うと、他の衣類と同様にプラスティックハンガーにかけて外に干したのだった。

すると・・・
肩の部分がぼこっと!着ても脱いでもハンガー跡が残ったまま!

これには当時のわたしも大きなショックを受けた。

▲ 写真はイメージのため今撮影したものです。


だってよ…ジャングズ、、、肩が!

- ニットワンピース 1巻より-


と叫んだとか叫んでないとか。

ニットにハンガーはご法度という常識を、そして「平干し」という概念を、当時のわたしは知らなかったのだ。

家庭科の授業を真面目に受けてこなかった報いをこんな形で受けることになるとは・・・。

しかし、である。

ユニクロや無印良品等で洗えるニットが増えている中、洗濯後にお日様の下に干したくなるのは人として当然の発想で、同じ被害にあっておられる方もいるのではないだろうか!?

そもそも一人暮らしの1Kの部屋に平干しできるスペースなんてない!
狭い部屋に住んでいる人はニットを着るなということか!(逆ギレ)

とアパレル業界に理不尽な怒りをぶちまけ、なんとかいい方法はないものかと対策を探していた時のこと(本題)。

ニットをかけられる魔法のハンガー、「人体ハンガー」と出会ったのだった。

mawa社の人体ハンガー

前置きが長くなったが早速ご覧いただこう。
これが人体ハンガーだ!

▲ iPhoneXsのポートレートモード撮影の誤処理でハンガーの右端がぼけている。

この人体ハンガーは、ドイツの老舗ハンガーメーカーであるmawa社の代表的な商品。

ハンガー界隈では非常に有名な商品で、Amazonや楽天のハンガーの売れ筋ランキングで常にトップに君臨している(記事作成現在も両サイトで1位)。

当ハンガーは、ご覧の通り全体に独特のアーチ状となっていることが特徴で、“人体ハンガー”の名の通り、人の肩に近い形状で服の型崩れを防いでくれる優れものである

▲ (左)オーバーサイズシャツ、(右)ニットカーディガン

このように、夏に流行したドロップショルダーのオーバーサイズシャツも、ニットカーディガンも、なだらかにハンガーにかかり、ハンガー跡が残らない。

加えて、厚さ1cm程度のスリムデザインで抜群の収納力を発揮するのだ。

お値段はAmazonで10本2,000円程度とハンガーとしてはちょっとお高い印象も受けるが、その分服が長持ちするなら十分元をとってお釣りがくるとわたしは思っている。

インナー等の滑りやすい服にも最適

「これだけなだらかだと服が落下するのではないか」
そんな声が聞こえてきそうだが、心配ご無用。

強い滑り止めがアーチ部分全体を覆ってており、むしろ通常のハンガーよりも服の落下リスクが少ないのだ。

このため、特に通常のプラスティックハンガーでは落下しがちな薄くて滑りやすいインナー系の服や、襟ぐりの大きい服もしっかりホールドしてくれる。

「このハンガーをもっと早く知っていれば、あの夏に風とともに去っていったインナー(2枚)を救うことができたかもしれねぇ…」

とそんなことを思ったり思わなかったり。

ニットだけでなく、薄いインナーや女性であればキャミソール等を干すためのハンガーを探している方にもぴったりのハンガーだと思われる。

人体ハンガーの良くない点

さて、どこに出しても恥ずかしくない当ハンガーだが、個性的な商品ゆえに少々使いづらい点もある。

実際に人体ハンガーを使っていて困った点を3点ほどご紹介しよう。

滑り止めによる引っかかり

1点目は強力な滑り止めについて。

この滑り止めは強力であるにもかかわらずベタベタしない不思議触感。
滑り止めにより服が全く滑らないため、落下リスクが少ないというのは確かにメリットだ。
しかし、そう・・・服が全く滑らないのだ。

普通、服をハンガーにかける時は服をハンガーに滑らせると思う。
しかし、このハンガーではそれが出来ない。

したがって、人体ハンガーでは服をハンガーに被せるようにしてかける。

慣れればどうってことはないが、慣れるまでは特に洗濯した後の濡れた衣類を干す時にだいぶ手こずったので困った点の1点目としてお伝えしたい。

ハンガー同士で喧嘩する

2点目は独特の形状による負の一面。

使っていないハンガーをクローゼットの端に寄せて置いておくことは、通常行うことだと思う。

しかし、服のかかっていない人体ハンガーは、その軽さとアーチ状の形状から、ちょっとした衝撃で、まるでシーソーのように微妙に揺れ動くため、ハンガー同士が上下に重なってしまうことがよくある。

▲ クローゼットの端で上下に重なる人体ハンガー

これが中々に鬱陶しく、ハンガーを使おうと片一方のハンガーを手に取ろうとすると、高確率でもう一方のハンガーが引っ掛かって落下する。

滑り止めがまたいい感じに別のハンガーを引っ掛けてしまうのだ。

服の落下リスクを減らす代わりに自身の落下リスクが高めてしまっている、そんな自己犠牲精神の塊のようなハンガーなのだ。

ズボンがかけられない

人体ハンガーにはズボンをかけられる部分がない。
これはどうしようもない。

もともと普通のハンガーに2つ折りでズボンをかけるのは、シワになるためおすすめしない。

特にスーツ用のスラックス等はシワがあるとみっともないため、ズボン用のハンガーを買うことをお勧めする。

▲ mawaからもズボン用ハンガーが出ている。(画像クリックでAmazonページへ)

最後に

いかがだっただろうか。

良くなかった点もいくつか書いたが、総合的に買って大満足のハンガーだった。
ハンガーを統一したのは生まれてはじめてのことだったが、特にこのハンガーは薄いため、クローゼットが見た目もボリュームもスッキリした。

洗濯も心なしか楽しくなった気がするような、しないような。

生活にちょっとした変化を求める方は、ハンガーの買い替えを検討してみてはいかがだろう。

おまけ:ニトリにも似たようなハンガーがあるが・・・

すべりにくいアーチ型ハンガー(ラミー 3本組) | ニトリ公式通販 家具・インテリア・生活雑貨通販のニトリネット

実はあのお値段以上ニトリにも似たハンガーがある。

しかも3本300円と1本あたりの値段はmawa社のハンガーの約半分。

もちろん、わたしはこのハンガーについてもリサーチしていた。
しかし、ニトリのハンガーの方は、“取り扱い上のご注意”の中に


・衣類の収納用ハンガーですので、屋内でご使用ください。
・濡れた物を掛けて使用しないでください。色移り、変色、カビ発生の原因となります。


との記載があり、収納、洗濯、外干し全てを同じハンガーで行いたいわたしの需要と噛み合わなかったため、見送りとなった。

わたしには縁がなかったが、収納用の用途のみでハンガーをお探しの方は、値段も考慮して選択肢としてはいかがだろうか。